UES Lot.400S ドゥニーム　XXタイプ　復刻モデル（My デニムの紹介③）

本日もご覧いただきありがとうございます。

今回は、私が現在でも愛用しているデニム２本を紹介させていただきたいと思います。と言っても、ウエアハウスの２本を着用し始めてからは、ほぼ着用はしなくなったのですが・・・。

現在でも販売されており、比較的、手に入れやすい２本なので参考になればと思います。

UES（ウエス）Lot．400S W32

ウエスのブランド名はクズ、ゴミといった廃品の英語 -waste- からきています。日本でも機械の汚れを取るための雑巾を「ウエス」と呼んでいます。製品がクローゼットで眠ることなく、最後（ウエスになる）まで活用していただけることを願って製品を作ってます。

ウエスの直営店で購入しました。当時はサンプルを試着してサイズを合わせて、レングスを糊落としの前にカットしていただけました。自宅でウォッシュ後すぐに着用することができました。また、パッチに購入日の刻印してくれるサービスもありました。おもしろいサービスをしてくれます。

ウエスのジーンズは14.9オンスのオリジナル茶綿デニムで作られています。このモデルはスリムストレートなので（’S’はスリムの意味）、股上が浅く、スリムなシルエットです。

シルエットがアタリにも表れています。太もものヒゲはあまり出ずに、腰回りのアタリが強烈です。履きこみは足りてなく、全体的に色落ちはまだまだな感じです。生地が14.9オンスと厚手なので、メリハリのある色落ちです。

ヒゲがあまり出てませんが、膝部分を中心のしっかりとした色落ちが見られます。
左ポケットのスレキにモデルとブランドが赤のステンシルでプリントされてます。
ひざ裏はハチノスができてきてます。まだまだこれからですね。

ベルトループは細めです。真ん中が盛り上がるように作られているので、色落ちがハッキリとしてます。
パッチのデザインはシンプルでいいですよね。アメ色に変化してますが、刻印はしっかりと残ってます。
タブは赤タブで細めなタブを採用してます。ブランド名もしっかりと入ってます。現在のモデルは白地に赤文字のタグになってます。

ウエスのジーンズは生地が分厚いので夏場は少しキツいです。しかし、色落ちは茶綿を使っていることもあり、メリハリのある独特なものになっていくと思います。また、スリムのモデルは現代的なコーディネートに持ってこいです。色落ちも含め、オススメの１本です。

ドゥニーム　XXタイプ　復刻モデル　W33 L34

このモデルは、2019年に発売された３０周年を記念して、ドゥニームの創立当時のモデルを再現すべく、レシピに基づき、当時の力織機でタテ糸とヨコ糸のテンションなどにこだわった生地を作り出し、当時のシルエットまでも再現した渾身の１本です。

30年前のレプリカジーンズのレプリカですね。

でも、これはかなりデキはいいと思います。以前に紹介したドゥニームのXXタイプを履き始めた頃を思い出すことができました。14.7オンスの生地はなかなか色落ちしてくれないガンコで分厚いタイプですが、不思議なことにサラッとしてるんです。サイズは違いますが、シルエットも当時のものそのままなんです。

ようやく、股から延びるアタリが出てきました。シルエット的にこの辺りはふっくらとゆとりがあるので、細かなヒゲが何本も入るようなことはなく、キレイな色落ちが期待できます。

センターのナナメに取り付けてあるベルトループがドゥニームの特徴です。
パッチのLotにはナンバーが刻まれてます。昔のタイプはシリアルナンバーでしたが、現在のものは共通の番号のようです。
赤タブも復活してます。

スソのパッカリングはしっかりと出ているのですが、膝は色がほぼ落ちてません。ゆっくりとしたペースですが、3年も履いたのにまだこの状態です。

レプリカジーンズのレプリカとして非常に完成度が高いです。

ドゥニームのブランドネームバリューが以前に比べると弱くなっているので、1990年代を知っている人しかなかなか手が出せないですが、新しいジーンズを探しておられる方には、かなりオススメの１本です。

少しマイナーな２本ですが、

今回紹介した２本は、少しマイナーなランクのブランドかも知れませんが、２社ともしっかりとしたブランドコンセプトを持っていて、こだわりを持って作ってます。特にドゥニームの１本は、生地感、シルエット共に本当にいいものだと思います。もし購入をお考えなら、モデルを間違えないように気をつけてください。

レプリカジーンズにはたくさんのブランドがあってどのブランドもコンセプトがありこだわりを持って作っておられます。また、ブランドの中でたくさんのモデルがあります。それだけに奥が深く、たくさんの中から自分に合った最高の１本を見つけることも楽しみですよね。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。